●和名 コショウ(胡椒) Piper nigrum 胡椒属ー胡椒科ー
●英名 Pepper(ペッパー)
●特徴 蔓性木本植物で、5mになる。小さな花が穂状花序をなし、小さな
     丸い緑の果実は成熟して紅色になる。
原産地と栽培

南インド原産で、世界中の熱帯地域で栽培されている。果実は少なく
とも3年以上たった木から収穫されれ、緑胡椒は未成熟時に摘んで
漬けられ、黒コショウは未成熟時に採られ乾燥される。赤コショウ
熟してから収穫され乾燥し、白コショウは熟してから収穫して乾燥前
に8日間水にさらされる。

●コショウの歴史

コショウのルーツは紀元前500年前のインド。
コショウはツル状に伸びた木になる熱帯性特有の木の実。
ヨーロッパに渡ると、肉が腐るのを防ぐ貴重な香辛料として活躍!一方中国に
渡ると漢方薬となった。日本に入ったのは奈良時代。実は当初は日本でも薬と
して伝わったとか。
胡椒は2500年以上もの間使われ続けてきた。

●コショウの種類

コショウの実は世界中でおよそ300種類。日本のコショウは100%輸入品。
おもに使われているの実は、一種類だけ。しかし、収穫時期や加工の仕方
3種類のコショウが出来上がる!
おなじみの卓上コショウの殆どは、黒コショウと白コショウの粉末ブレンド胡椒。

グリーンペッパー      実か熟していない胡椒の事。
                 胡椒の中では辛味・香りともにマイルドでステーキソースや
                 サラダドレッシングに最適です。

黒胡椒             実が熟す直前に摘み取り、皮ごと乾燥させたもの。
                 辛味も香りも1番強く肉料理やパスタの最後の味つけに
                 最適です。
                 荒挽きや粉末の他、挽きたてを味わう為、粒も売られています。

白胡椒             熟した実を水に浸して果皮を取り除いて乾燥させたもの。
                 上品な味わいとほのかな香りが特徴。
                 魚料理やスープに最適です。

ピンクペッパー        完熟した赤い実。

●胡椒のパワー

胡椒の辛味成分はピペリン
血液循環がよくなり、血液は促進されます。
食事で摂取したエネルギーを蓄積せず、燃焼できます。

●香りの成分

胡椒の香りは、およそ100種類もの香り成分によって構成されているそうです。中でも全体の
半分、50%以上を占めている成分が「モノテルペン」。コレは脳を活性化させる作用を持っています。

●胡椒の保存方法

胡椒は熱が大の苦手です!
例えばコンロの近くに置くと、1ヶ月後、香りは激減してしまいます。

保存ポイント1       冷蔵庫で保存。・・・・でも出し入れが面倒という方には粒胡椒が
                お勧めです。これなら皮が実を守り冷蔵庫に入れなくても大丈夫
                1ヶ月たっても味も香りも損ないません。

保存ポイント2       食べる前にミルで挽いて使う!
                そうすれば、胡椒の新鮮な風味が楽しめます。
                







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胡椒エキス
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